原発

福島原発事故とそこで奮闘した作業員たちのリアルを描いた作品『死の淵を見た男』

3.11の大地震が引き金となって起きた福島第一原子力発電所の事故。そこで働いていた作業員たちの姿を克明に記録した本書は、震災当時を知る資料としても大変貴重です。最近公開された映画『Fukushima50』の原作としても有名ですね。

僕は出身が福島で、震災の時は宮城県仙台市にいました。地震の揺れは凄まじく立っていられないほどでした。その後、間も無くして水道、電気、ガスといったライフラインは全て停止。信号が止まった影響で道路は大混乱。仕方なく歩いて帰宅する人が道路を埋め尽くしていました。

まさにあの日、福島原発には、自分の命も顧みず、刻一刻と悪化する状況の中で懸命に闘った作業員の方たちがいたのですね。

僕は、自分の当時の状況を思い出しながらこの本を読み進めました。

「自分が〇〇をしている時に、原発では〇〇が起こっていたのだな」と。

そうすることで、原発事故の深刻さをより理解しやすくなります。

また、放射線(特に放射線生物学について)学んだことのある人であれば、原発で作業をしていた人たちが、いかに過酷な現場で働いていたのかをよりリアルに感じられると思います(一般の方にはこちらをお勧めしておきます↓)。

また、放射線生物学について知らずとも、東海村の臨界事故で死亡した方の写真を見た事のある人は、被曝の恐ろしさがよくわかると思います(知らない方はGoogle先生に『東海村 事故』でどうぞ)。あるいはこちらの本が参考になるでしょう↓

 

今回紹介した門田隆将氏の本には英訳版もありますので、英語の勉強をしたい方、海外の知人・友人に勧めたい方はこちらもどうぞ↓


On the Brink: The Inside Story of Fukushima Daiichi (English Edition)

映画で知りたい!という方のために『Fukushima50』の予告も載せておきますね。

こちらの映画はまだ観ていないので、観たらレビュー記事を書きます。