A.ありだと思います。
僕がそうでした。
大学の3、4年次に病院実習があり、その時、僕は
「自分がここで働いている姿が全く想像できない…」
と感じました。
元々、医学には興味がありましたが、病院実習中ずっと
「そもそも自分は医療従事者に向いていないのでは?」
と悩んでいましたから。
結局、その悩みは国家試験2ヶ月前まで続き、技師になるのを止めようかと何度も考えました。
それを、「就職担当の教授」に相談したところ、提示されたのが、
大学院への進学 or 健診団体への就職
の2択でした。
新卒で健診にいく人は、うちの大学では皆無でしたが、大学との繋がりが強く、かつ、OBも多くいる某健診団体は唯一おすすめとのことだったので、試しに受けてみました。
全国で初めてバスによる胃がん検診を始めた、全国でも有名な団体です。
ちなみに僕が受けたのは、この一社だけです。
そして僕はこの団体に入りました。
ここで簡単に健診の仕事について説明すると、
健診団体は、主に
『センター(施設内)健診』と『巡回健診』
の2カ所で業務があります。
業務内容は、
胸部X線
胃部X線(バリウム )
乳房X線(マンモ)
施設によってはCTやMRIを使った、肺がんCT、大腸CT(CTC)や脳ドッグも行います。
他には骨密度をX線で行う施設もあったりします。
ちなみに僕は、入社してすぐに巡回健診部門に配属になりました。
いわゆるバス健診ですね。
これが「僕」にはすごく良かったです。
朝はすごく早いですが、その分帰りも早い(だいたい2時か3時には帰れます)
毎日、県内のあちこちの市町村を回る日々(美味しい物を食べ歩きました!)
そこには、病院のような息苦しさは微塵もありません。
健診に来て本当によかった。やっと自分の居場所を見つけた。そんな気がしました。
ここで、健診のメリット、デメリットを僕なりにまとめてみます。
健診技師のメリット、デメリット
【メリット】
・朝型生活で、心も体も健康になる
・病院のような閉塞感がない
・健康な人相手なので、心は病みにくい(と僕は思う)
・毎日早く帰宅できるので、プライベートの時間が充分確保できる
・各種手当(早出手当や宿泊手当など)が多い
・健診バイトの報酬が高い(詳細は別記事にします)
【デメリット】
・男性より女性が、就職には有利(マンモの需要が高いので)
・年齢層は高め(病院引退後のシニア層が多い)
・治療や核医学など、病院ほど学べる分野が広くない
・健康な人相手なので、病気の症例に遭遇することは稀
・病院やメーカー(アプリ)に就職した友人に奇異な目で見られる(笑)
以上を踏まえて、僕が考える健診に向く人は以下のようなタイプの人です。
僕が考える健診に向く人
・朝型生活が苦にならない人
・仕事よりプライベートを重視したい人
・病院実習でアレルギー反応が出た人(技師をやめる前に一度見学に行くべし)
この記事が、かつての僕のように、病院が肌に合わない人の参考になれば嬉しいです。