A.男性がマンモをやっている施設はまだあります(特に田舎の方だとまだ求人はあるでしょう)。ただ、時代の流れに逆らう覚悟は必要です。
何を隠そうこの僕も、以前はマンモグラフィーをやっていました。
昔は『放射線技師』と言えば、多くが男性技師だったので、マンモを撮ることは当たり前だったのです。
しかし、最近は、どんどん減ってきていますね。
都会の病院やクリニックでは「マンモ=女性技師」は、もはや常識レベルです。
さらに、健診は、病院よりも接遇が厳しい所が多いので(お客様商売なので)、
「女性だけの曜日を設けるクリニック」や「女性専用フロアを設けるクリニック」なんかも増えています。
もちろん、マンモの学会や勉強会なんかには、今でも有名な男性技師はたくさんいますが、それも今後女性技師へと置き換わっていくでしょう。
人間の仕事が徐々に機械に置き換わっていくように、時代の流れには逆らわないのが『賢明な判断』かと思います。
今後、テクノロジーの進歩で、新たなモダリティーも出てくるでしょうから、そういった新しい分野でパイオニアになる道を選ぶのも一つかなと思います。
ちなみにこれは余談ですが、マンモもこの先、絶対安泰では無いです。
少し前に、東大のベンチャー企業が、「乳房用超音波画像診断装置(通称:リングエコー )」を開発しました。
これが普及すれば、マンモグラフィーもまた置き換わっていく可能性があります。
時代は常に変わり続けます。
人に苦痛や害を与えるモノ(医療行為)が、存続するとは僕には思えません。
人間は、どこまでも「安全」や「快」を追求する生き物です。
あなたもそうでしょう?
僕なんか、早く『一滴の血液』で、全ての病気がわかる日が来ないかなと、待ち望んでいますよ。
その時『医療』は、今とは全く違うカタチになっているでしょうね。
この記事が少しでもあなたの役に立てたら嬉しいです。